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Zacco Fishing

 Zacco platypus

Wiki オイカワ ヤマベ ハエ

Zaccoというネーミング?は私のオリジナルかと思っていたが、オイカワをWikiで調べたところ学名にそういう分類があることを知った。ZAKOではなくてZaccoであるところに妙に親しみを覚える。

もともとはこれも西日本の魚だそうで台湾など東アジアにも生息するとか。
日本にいるコイ科の魚の多くは実は東アジア方面からやって来て、現在も北上の途中にあるのではないだろうか。カワムツとの交雑まであると知ってコイ科の逞しさを再確認させられる。

オイカワのフライフイッシングはなかなか奥が深い。
個人的にはヤマメと比較しても負けないほどのゲーム性があると思っている。
たくさん釣れるのは簡単だからではなくて圧倒的な数の多さによるものだろう。
もしヤマメやイワナがオイカワのように群れていたらオイカワ以上にたくさん釣れるのではないだろうか。
最大でも15~18cm程度の小魚。そんな小さな魚を狙う釣りはつまらないと言う人もいる。けれどオイカワにはオイカワなりの大物があり、難しさもあり、ヒットに至るまでのプロセスがある。
そこには他の釣りと同じく追求するに値する楽しみがあるのです。

 


Opsariichthys uncirostris

Wiki ハス ケタバス オニヤマベ

近年、琵琶湖産アユの放流に混じって関東にも多く生息するようになった。
また河口湖ではバスの放流に混じって今やバス以上に勢力を伸ばしつつあるような気がする。
この魚の面白いところは40cmにもなるその大きさに似合わず小さなフライにも反応が良い事、つまり極繊細なタックルでスリリングなゲームを楽しめるところにある。
たいていは水面を意識しており、また時に非常にセレクティブになるのだがそれがフライのサイズだったり縦方向のレンジだったりする他に「リトリーブ速度」があったりする。
ヒットすれば派手なジャンプを交えつつ横走りして楽しませてくれる好ターゲット。
体格のわりに器官が貧弱なのか弱りやすいので丁寧かつ迅速にリリースしてあげたいところ。

 


カワムツ

 

Nipponocypris temminckii

Wiki カワムツ

もともと近畿方面、琵琶湖周辺でしか釣れなかった魚なのだがここ10年前ぐらいから関東のアチコチで釣れるようになりました。鮎など放流していない市街地の細い川にまで生息している様子を見るとこの魚の上流へ上流へ向かおうとする性質(琵琶湖周辺の渓流ではアマゴと混生している)がそうさせるのかと思います。

オイカワより一回り大きくなり、頭も胴体も丸みをおびて太いので重量があり渓流で大型が掛かるとアマゴが掛かったのかと思うほどです。

オスは縄張り意識が強く岸際の草陰についていることが多いため、意識してそういうスポットを狙い撃ちすれば大型をヒットさせる事が出来ます。

フライへの反応が派手な上に捕食が上手いので出ればほぼフッキングします。そういう性質はフライ初心者にとってとても有り難いものです。数が多くフライへの反応もよく、しかも良く掛かる。ビギナーに「フライの面白さを体験してもらう」という意味ではこの魚ほど協力的な魚はいないでしょう。