Chimera SiC4 - BlueHeronRods

Chimera は他のどのロッドとも違うユニークなロッドです。

高密度グラスの縦繊維を螺旋状のカーボンテープで束ねた特殊なブランクを使用しています。グラスのしなやかさとカーボンの強さを併せ持ちながらバンブーにも似た不思議なフィーリングです。
ネーミングのChimeraとはひとつの個体内に異なる遺伝子が混在している状態、
SiCはガラスの主成分ケイ素酸（Si）とカーボンの（C）に由来します。
グラファイトのような張り感があり、程々に重量があり、粘り強く曲がります。
この「程々の重量」がとても重要です。カナヅチをイメージしてみてください。
軽すぎてはパワーが無くて打てない、重すぎては打ちづらく疲れる、程々に重さがあってこそ正確にクギが打てるのです。

7’6”ぐらいまでの長さで製作可能。
バランスが良くお勧めしたいのは6’9”、7′.0”、7’3”になります。
渓流にはちょうど良い長さですね。
7’6”～はややゆったりしたウエット向きのアクションになります。

2pcまたは4pcで製作可能ですが特に携行性を求めないのであれば2pcがお勧めです。
この頃は4pcが主流になっていますがこのロッドの場合は敢えて2pcにして独特の粘り有るアクションを楽しみたいところ。

4pcで製作する場合、ブランクが肉厚で内径が小さいためスピゴットフェルールにするのは無理があり、古いOrvisタイプのプットオーバー型フェルール、あるいはスピゴットとの混在となります。
＊2pcの場合はスピゴットが標準仕様になります。

3番ラインをメインにした設定になっており山岳渓流のイワナ、ヤマメ～管理釣り場のトラウトまで、日本のフィールドでオールラウンドに使える釣り味の良いロッドです。粘りとトルクがありエリアでのやや大きめなニジマスなども大きくロッドをまげてスリリングに楽しめます。
＊6’6”~7’0”の短めのレングスでしたら４番でも製作可能です。