コルクスペーサーにキャップ&リングの金具という組み合わせは低番手ロッドではごく一般的なスタイルです。
最小限の重量かつリールが下端に来るためティップが軽く感じられます。
このシートへのリールの取り付けを正しくご存じない方が結構いらっしゃいますのでご説明いたします。
左の画像のようにグリップを握りながらフットを差し込んでキャップ方向へ押す。
これは間違いです。
そもそもコルク自体が丈夫なものではないし、そこにキャップはただ接着されているだけですので高温多湿や経年劣化でそれほど丈夫に付いているとは言えません。これを下方向へグイグイ押せば接着がはがれるかコルクがもげるかしてしまうことは普通に起こり得ることです。
正しい取り付け方法は右の画像のように手のひらにキャップをあてがって握る、あるはもう一方の手で押すことです。こうすればキャップは手のひらで支えられているので壊れることはありません。
ポケットに対して適度に挿し込まれたところでリングを掛けます。
これもコルクが変形するほどギューギュー押し込むものではありません。
そもそもフライロッドはビュンビュンビシビシ振るものではないのです。
このキャップ&リング程度の固定力で問題があるという場合は無駄にチカラの入ったキャストをしているとも言えるでしょう。